○税務講習会
2月2日(水)午後7時よりスズケンにおいて、税理士法人さっぽろ税務会計の阿部真澄先生を講師にお招きし『確定申告における注意点と最近の税務調査事例』と題し講演していただきました。

阿部先生の事務所では現在151件の歯科医院の税務管理をされており、歯科医院の税務に非常に精通されております。今回は確定申告を前に、自家診療・金属売却などの収入部分や、交際費・福利厚生費などの経費部分の計上に関する注意点について講演していただきました。お話の中で、税務調査対策のためにも、使った経費については出来るだけ詳しく何に使ったかを領収書に記載しておく事が大切と強調されておられました。
最後に先生の事務所における過去3年間の税務調査事例を紹介され、その調査日数および修正内容について説明していただきました。今回は各項目について、具体的な事例を挙げながらの説明で大変分かり易く、とても有益な税務講習会でした。質疑においては、いかに短期間で税務調査を終了させるか、税務調査はどういった時にはいるのかといった質問が出されました。
(高嶌敏幸記)
○第3回学術講演会
2月4日(金)午後7時よりスズケンにて、講師に植苗病院副院長の片岡昌哉先生をお招きし『歯科と精神科の接点』という演題でご講演して頂きました。片岡先生は兵庫県生まれで神戸大学医学部をご卒業後、京都、神戸、沖縄、淡路島で勤務され、10年前より植苗病院に勤務されておられます。

『歯科心身症』の臨床分類から、歯科領域にみられる精神的問題を基礎から丁寧に教えて頂き、そこから心身症や対面恐怖症についての精神科的な臨床の話題を具体的にお話しして頂きました。
いままでの精神科のイメージを払拭するような明るい関西弁調のお話はとても理解やすく、精神医学漫談のようでした。
(縣潔 記)
○全日本歯科医師アイスホッケー大会
平成17年2月11日・12日、の両日にわたり京都アクアリーナにおいて第23回全日本歯科医師アイスホッケー大会が開催されました。北は釧路から南は近畿までの歯科医師で構成された7つのチームが参加し、毎年開催地は持ち回りで行われています。当歯会苫小牧デンチャーズは初戦の京都を6対2、続く二回戦で八戸を3対1、そして決勝では昨年の覇者近畿チームを3対1で破り三大会ぶりに優勝杯を手にすることができました。

この大会は参加チームの救済策として数名の歯科医師以外の選手の参加を認めて行われていますが、当歯会のチームは3年前より歯科医師だけで大会に臨んできました。そうしたなかで掴んだ今回の優勝は我がチームにとっては非常に価値のあるものでした。

大会最優秀選手には3年前からゴールキーパーを務めてきた柴田克己先生が、優秀選手には八谷征一先生が選ばれました。MVPの柴田先生は、チームのためポジションをDFからGKに代えて、まだ3年足らずであるにも関わらず、今大会千手観音のごとくファインセーブを連発しデンチャーズを優勝に導きました。
大会を怪我人もなく最高のかたちで終えることができたことを、日頃からご支援いていただいた当歯会並びに会員の皆さんに深く感謝いたします。
○第4回学術講演会
2月17日(木)午後7時よりスズケンにおいて、講師に苫小牧市泉町で『滝上循環器科内科クリニック』をご開業の滝上善市先生をお招きし「循環器系疾患治療からみた生活習慣病」と題してご講演していただきました。
近年の便利な生活が、動脈硬化の病変の成り立ちやそのスピードに及ぼす影響について講演されました。食習慣、喫煙、飲酒等により引き起こされる肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病といった生活習慣病にストレスが加わり、突然死を招くそうです。

昔は加齢に伴う動脈硬化が原因となって起こる心筋梗塞が主でしたが、最近は食生活の欧米化等に伴う血管内隆起性病変の性状の変化により、コレステロールに富むアテロームプラークが増加し、血栓の形成がスピード化され突然死を招くケースが増加してきているそうです。
日常生活の中で心筋梗塞を予防するには、適度な運動を毎日行うこと、休養を十分とること、そしてゆっくり噛んで楽しくいただく一家団らんの食生活を送ることが大切であると強調されました。そしてそのためには口腔のケアが大切であると結び講演を終了されました。
講演後の質疑では、我々が日常の診療において遭遇するワーファリン等の抗凝血剤服用患者の対応について質問が出され、これについては現在のガイドラインでは安易に休薬すべきではないとされているが、十分に担当医師と連係して対応されることが望ましいとのことでした。
○第4回苫歯会会員発表会
2月19日(土)午後2時よりグランドホテルニュー王子『若草の間』において上記発表会が開催されました。今年は第一部で5演題、第二部で6演題の発表がありました。

トップバッターの加藤(清)先生が「ホームページでGo!?」と題し講演され、苫歯会員のホームページ(HP)開設の現状と、自らのHP立ち上げ後の反響や、その前後での患者数の変化についてデーターを表で示し解説されました。引き続き以下の講演が行われました。
「総義歯の著しい摩耗を起こした一症例」
「来院患者の常用薬」
(以上二演題 登録会員・遠藤央子先生)
「歯周病治療におけるモチベーションと実際」
(衛生士会西東聖子さん)
「事業報告〜高齢者の歯と口の健康教室」
(衛生士会佐藤雅代さん他)
「青葉病院歯科口腔外科における紹介患者について」 (道谷弘之先生)
「苫小牧市学校歯科検診における(歯列・咬合・顎関節)の異常発生頻度」(千枝一実先生)
「Begg法KBテクニックを用いた二段階矯正による非抜歯治療」(今井勝巳先生)
「ホワイトニング〜ホワイトニングの実際〜」
(牧田斗志夫先生)
「当科における顎変形症手術の臨床的検討」
(渡辺政明先生他)

そして最終講演は金森先生が「ヨソ様に気づかれずにすむメタルフリー義歯」という洒落たタイトルで、自院でのバルプラスト義歯の臨床例について紹介されました。発表後多くの質問が出され、関心の高さが伺われました。発表された皆さん、担当の山村先生ご苦労様でした。
○苫歯会表彰受賞者祝賀会
会員発表会にひき続き、会場を『白樺の間』に移し表彰受賞者祝賀会が開催されました。高橋(康)会長の祝辞の後、担当の三上理事より受賞者が紹介され、会長より一人ひとりに記念品が贈呈されました。受賞者を代表し、尾形正東先生が謝辞を述べられ「今回の受賞を機に、学校歯科医が地方公務員の特別職にあることをあらためて知りました。今後は終身会員を目指して、より一層地域医療に貢献したいと思います。(笑)」と挨拶されました。

[受賞者](五十音順)
上田修市先生
北海道歯科医師会学校健康功労賞 学校歯科医
尾形正東先生
北海道歯科医師会学校健康功労賞 学校歯科医
沖次郎先生
北海道歯科医師会学校健康功労賞 学校歯科医
今野秀俊先生
白老町貢献賞 教育貢献
佐々木久幸先生
平成15年度学校歯科保健優良校に奨励された苫小牧市立豊川小学校の学校歯科医としての貢献
宮本雄一先生
北海道歯科医師会学校健康功労賞 学校歯科医
平成16年度学校歯科保健優良校に奨励された苫小牧市立糸井小学校の学校歯科医としての貢献
目黒宏光先生
北海道歯科医師会学校健康功労賞 学校歯科医
山崎次之先生
北海道歯科医師会学校健康功労賞 学校歯科医
以上八名の先生方、受賞おめでとうございました。
○三部会合同反省会
2月25日(金)午後7時30分よりグランドホテルニュー王子『ハルニレ』において学校歯科・地域医療・公衆衛生歯科事業の三部会合同反省会が開催されました。

まず当歯会高橋(康)会長が開会の挨拶に続いて、衛生士会の日頃からの協力に対して謝辞を述べました。その後、部会ごとの1年間の反省点をまとめた資料をもとに、各理事より次年度に向けた対応策が述べられました。最後に苫小牧保健所の佐々木健先生から「小中学校・幼稚園における予防教室等の活動においては、指導ではなく教育といった側面からアプローチしてみると違った結果が見えてくるのではないか。また、イベントのあり方については、来場者の数に拘るのではなく、そのひとり一人を大切にし、診療所へつなげてそこでフォローしていく形を作るといった方向で考えてみてはどうか。」といった貴重な意見が述べられました。
(高嶌敏幸 記)