第28回苫小牧リハビリテーション研究会講演会
7月6日(水)午後6時よりグランドホテルニュー王子に於いて上記講演会が開催されました。今回は札幌医科大学医学部リハビリテーション医学教授の石合純夫氏を講師にお迎えし「半測空間無視-診断からリハビリテーションへ-」と題して講演がありました。
我々歯科医にはあまり耳慣れない「半側空間無視」とはいわゆる視野障害とは異なるもので、主に右半球損傷後に現れる身体からみて左側の空間とうまく付き合えないといった症状です。これは右半球の脳血管障害で入院した患者の3~4割に認められ様々な問題や危険を引き起こします。具体的には左側の柱にぶつかるとか、食卓の左側にあるお皿の認識がないなどといったことが起こるそうです。
我々歯科医療の現場においても脳血管障害患者の診療に際しては、こうした障害の有無を事前に確認しておくことが大切な事柄の一つであると感じました。
障害者歯科保健医療研修会
7月7日(木)午後7時半よりスズケンにおいて
「障害者歯科における歯科医療連携のあり方を考えてみませんか」というテーマで講義と形式による上記研修会が開催されました。
今回は前半を当歯会会員である青葉病院歯科口腔外科の道谷弘之先生に講師をお願いし、「明日からでも使えそうな障害者歯科診療上のヒント」という演題で講演していただきました。障害者の概念、障害者福祉の考え方、障害者の日常生活といったことから、障害者の心理や行動の特徴、障害者の口腔や歯科疾患の特徴に至るまでを、先生が北海道医療大学在職中に診療に携わった苫小牧市にある障害者施設『社会福祉法人緑星の里歯科診療所』等での経験を交えながら大変丁寧に説明して頂きました。
特に印象に残ったことは、障害者の歯科治療は基本的には健常者の診療と同じで、その9割近くは一般の歯科医院でも対応が可能であること、障害者のQOLの向上には口腔のケアが大切で、医療を取り巻く従事者との連携が不可欠であるということでした。
後半は苫小牧保健所主任技師である佐々木健先生にファシリテーターを務めていただき「障害者歯科における歯科医療機関の連携」というテーマで6~7名ずつに分かれディスカション形式の研修が行われました。歯科医師会という団体が組織として障害者治療に取り組むにあたり、問題となることは何かといった課題について、同じ問題意識を持つ者同士が6~7名ずつのグループを作り、意見を交換しました。

受診率アップ戦略講習会
7月15日(金)午後7時より講師として道歯会常務理事の工藤憲生先生にお越し頂き上記講習会が開催されました。
道歯会医政部発行のテキストが資料として用意され、冒頭でこの歯科医院過剰の現在においてレセプト件数が開業半年で300件、1年で500件の医院があることが紹介されました。今回の講習で特に強調されていたことは、
1、旧世紀の疾患治療中心の考えから予防管理中心の考えに意識を改める
2、来院した患者は一生面倒をみるという意識で治療に取り組む
3,患者の心理を考え、患者を感動させることが紹介患者へと繋がる
4、他のドクターやスタッフに客観的に評価されるように自分を高める
といったことでした。とにかく『今見ている患者が次の患者に繋がるという意識を常に持って、診療に携わることが大事である』ということでした。
講習の始めで、今日話す内容は実行すれば必ず増患につながるとのことでしたが、お話の一つひとつが納得頂ける事ばかりで、とても参考になりました。

事務長歓送迎会
7月21日(木)午後7時30分より表町の中善において当歯会事務長の歓送迎会が開かれました。
五年前苫歯ホームページの立ち上げの際にITメンバーの一員として参加していただいたことがきっかけで、二年半前から当歯会事務長を勤めてこられた吉呑事務長が一身上の都合により7月22日をもって退職されることになりました。短い在職期間でありましたが、若さとバイタリティーで膨大な仕事も迅速にこなし、特に当歯会のIT化には大きな功績を果たしてくれました。
代わって7月24日からは沼田征五新事務長を迎えることになりました。沼田事務長は4年前に小学校校長を最後に定年退職され、その後苫小牧市若草こどもクラブ室長・苫小牧留守家庭児童会事務局長をしてこられた人生経験豊富な方で、偶然前任者の吉呑事務長の恩師にあたるそうです。この二ヶ月間の引継を終え、慣れるまでは大変だと思いますが苫歯会のために互いに協力しあって頑張っていきましょう。

歯科助手講習会
7月23日(土)からスズケンにおいて今年度の歯科助手講習会が開始されました。今回は昨年よりかなり少ない17名の歯科助手が受講することになりました。そして講師には苫歯会の9名の先生と5名の衛生士会の方々にご協力いただきました。
講習の1時限目に当歯会の医療管理担当理事の山村先生が歯科助手の心構えについて講話をし、次いで歯科一般概論・診療介助・救急処置・消毒・X線・薬・小児の特性・治療器具・歯科用語について各先生が分担して講習が進められました。また衛生士会の方々には、今年も口腔衛生の授業を担当していただき、参加者全員にブラッシングの実技指導をしていただきました。
今年は昨年まで行われていたマナー講習を別の日に設定してパラデンタルスタッフ全員を対象に行うことになり、代わってこれまでなかった矯正治療に関する講義が行われました。受講者は美に関心の高い年頃ということもあってか、一段と熱心に耳を傾けていました。
全ての授業が終了後、若菜副会長の挨拶があり、医療従事者として病巣感染についての認識を持って頂くようにと説明を付加されました。この講習会で学んだことが明日からの診療に活かされることを期待いたします。

保険講習会
7月29日(金)午後7時から苫小牧市民会館において、今年5月をもって審査委員の任期を終了した当歯会副会長の若菜先生に講師をお願いし保険講習会が開催されました。
若菜先生は平成11年6月~13年5月の間審査委員を務め一度後任に引き継ぎましたが、後任の故日野先生が体調を崩され入院されたため、以後ピンチヒッターで再度審査委員を務めてこられました。
今回の講習では、この間合計4年7ヶ月のレセプト診査の中で特に目立った誤りの多い事例を取り上げ解説していただきました。
若菜先生におかれましては長い間、審査委員を務めていただき本当にご苦労様でした。そして後任の清水忠明先生慣れるまで大変でしょうが宜しくお願いいたします。
花火を見ながらビールを飲もうパーティー
8日5日(金)午後7時よりプラザホテルニュー王子9Fのレストラン・プラウに於いて、今年も苫歯会恒例の夏のレクリエーション「花火を見ながらビールを飲もうパーティー」が開催されました。今年は27医療機関から先生、従業員、家族合わせて117名もの参加がありました。
当日は今年も昨年同様苫小牧では一番の暑さとなり、最高のビールパーティー日和となりました。
司会進行は昨年に続き今年も浴衣姿の熊沢先生が担当し、慣れたマイクさばきでパーティーを盛り上げました。今年は恒例のビンゴゲームに加え、子供達向けに空気砲ゲームも用意され様々な景品が参加者にプレゼントされ真夏の夜の楽しい一時を過ごすことが出来ました。
パーティーを企画してくれた厚生担当理事の三上先生そして厚生部員の先生方本当にお疲れ様でした。

(高嶌敏幸記)